ジヴェルニーのモネの家で | パリの専業主夫

ジヴェルニーのモネの家で

モネの家でくつろいで来た。何かこう書くとモネという仏人の友達の家で一晩くらい泊まってきたかのようだが、モネとはもちろんあの画家のモネ。彼が晩年「睡蓮」の連作を描いたジヴェルニーの家だ。


例のごとく、ブリュッセルの友達がパリに車で遊びに来たので、その車に乗ってジヴェルニーにまで日帰り小旅行をしようということになった。ジヴェルニーとは、パリの北西にある小さな田舎街だ。パリから車で4-50分も行けば着いてしまう。


何だか、この街、かわいいよ。モネの墓がある教会の通り沿いに民家が立ち並んでいるんだけど、ツタに包まれたり、花にびっしり囲まれていたり、緑に埋もれている感じだ。宮崎映画のトトロやラピュタを思い出してしまう。


ジベルニーの民家1 ジベルニーの民家2


モネの小さなお墓に行った後、人に道を聞いてモネの家に向かった。ここは駐車場があったり、入場券を買う必要があったり、出口にはショップがあったりで、博物館のような感じだけど、中に入れば、気持ちのいい公園。よく手入れされているものの人工的に開発し切った感じはないので、整然とした中にも草木に鬱蒼と生い茂った印象が残っていていい。


モネの家から庭園を眺める 睡蓮の池

驚いたのが、モネの家の中にはモネの代表作のコピーの他に、多数の浮世絵コレクションがあったのだ。彼も他の印象派の画家たちのように浮世絵好きだったらしく、葛飾北斎などの浮世絵(全部本物かは定かではない)をマニアのように収集していた様子が伺える。


この街、ちょっとした小旅行にはお薦めですよ。でも僕らはこの街を2-3時間で回ってしまったとき、まだ午後3時くらいだったので、えぇぃ行っちまぇっ!ていう感じで、何とノルマンディー地方のエトルタっていうところまで行ってきた。ここで海を眺めて飯を食って帰って来たのは夜12時くらいだったけど気持ちよかったね。まさか朝家を出るときは今日、海を見るとは思わなかったけどね。



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