西洋人は耳が大きいか~語学学校終了~ | パリの専業主夫

西洋人は耳が大きいか~語学学校終了~

ひとまず最初の語学学校が終わった。


海外で語学学校に通うということは初めてだった。前も言ったけど、仏語自体は大学時代に外国語として1年半やっていたが、何せ10年も前のこと。それからフランスには旅行で5,6回来ているものの、仏語はまともに続けていなかった。そして今回テストによって振り分けられたクラスは中級クラス。ま、そんなもんか、とは思っていた。


授業が始まり、数日通って僕は愕然としていた。先生の言っていることが全く分からない。他の生徒が授業中に話していることが分からない。そして、もっと分からなかったのは彼らが何でそんなに先生の言うことが理解でき、何でそんなにしゃべれるのかが分からなかった


まず、先生は僕の想定していたよりもずっと早口でしゃべっていたのだ。こんな調子でしゃべっていることが聞き取れるのなら、上級クラスに行けるじゃん、とさえ思っていた。もちろん、文法の少し分かりにくい説明では何度もゆっくり説明してくれるのでいいのだが、冗談好きな先生は説明の合間に生徒をいじったり、教えてくれたフレーズを使って笑わせたりする。その度に教室は笑いが起こるのだが、僕は無反応。。。


生徒も自ら質問する奴もいれば、いじられた際、冗談で言い返す奴さえもいた。僕はと言えば、先生に当てられたときに問題の答えを言うのに精一杯。。。


これはよく言われること。西洋人は語学学校でもよく聞けるし、よくしゃべる。今回は、20人あまりのクラスだったのだが、アジア人はコリアン、日本人合わせて5人程度いるだけであとはみんなアルファベットを母国語にもついわゆる西洋人。アメリカ人が10人程度、あとはオランダ、イタリア、ポーランド、ウクライナなど。そのうちもともと英語が話せる人がほとんどだった。


何で同じクラスに振り分けられているんだろう。僕はほとんど事前に仏語のヒアリングや会話の訓練をしていなかったから、ある程度覚悟はしていた。でも、ここまでとはねぇ。。。最初のディクテでは見事に僕はビリだったし。でも、面白いことに文法や活用(コンジュゲゾン)の知識に関してはほとんど変わらないのだ。文法や活用の点数は中の上くらいだったし、よーく彼らの質問の内容を聞いていると「おいおい、そんなことも知らないのかよ」というほど、結構初歩的な質問をしているのだ。


要は、彼らは恐い物知らずで何でも気軽によくしゃべるのだ。これは見習わないといけないね。ま、少なくとも、気軽に簡単な質問をするくらいの仏語はもう覚えたつもりだしね。


もともと西洋語を母国語とする利点、果敢にしゃべろうとする意欲などの他に、僕が1つだけ考えないようにしている理由がある。それは「若さ」。写真を見てもらえば分かるかもしれないけど、彼らは大学の夏休みに来ている生徒が大半なので、20歳前後の奴らばっかりなのだ!中には16歳の奴までいた!


ナイトピクニック

その代わりと言っては何なんだけど、彼らとは語学学校の後、ナイトピクニックに行くなど、充分に交流を図って「若さ」をちゃんと吸収して来たのだ(ただ酔っ払っていたわけではない)。




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